御免、獅子王。

タイトル通りに御座います。

お初に目にかかります。庵谷というものです。

此度は、私の、本丸の、本当にあったことを、自分の後悔と共に打たせていただきます。

獅子王とは、かなり初期のころからの付き合いでした。

初太刀で、とても嬉しく、可愛がっていたつもりでした。

練度が80に差し掛かった辺り、私は画面を見ておらず、中傷のまま行軍してしまいました。

そして重傷になったことにも気付かぬまま…行軍、してしまったのです。

お気に入りのヘッドホンから聞こえたのは、獅子王の破壊ボイス。

慌てて画面を覗き込み獅子王を見れば、そこには破壊の文字。

時が止まったように思えました。

敗北の音を聞いた途端、やってしまった、と思いました。

破壊してしまった刀はもう戻らないそうですね。

知らなかった私は手入れを何度もしようとしました。

けれど手入れできる刀の中に、獅子王はいませんでした。

獅子王に、なんてことをしてしまったのか。

本丸に、二振り目がいるからと、なんて酷いことをしてしまったのか。

本当に後悔しています。

けれど獅子王は戻ってきません。

本当に、御免なさい、獅子王。

そして、有難う。

 

私の他にも破壊させてしまった審神者様は沢山居ると聞きました。

まだ破壊させていない審神者の皆さま、どうか、破壊にはお気をつけて。

どうか、自分の刀を大切になさって下さい。

私は、獅子王の事は忘れずに、同じ過ちはもう犯しません。